株式会社榎本事務所

連載 人を誘致するための材料『教材』としての学習まんが

連載記事◆榎本秋が再発見 文化遺産を活用して地域を盛り上げる方法

 

こどもたちに歴史をわかりやすく伝える3つのポイント

榎本秋と榎本事務所がこれまでお取組みさせていただいた事例を基に
様々な地域おこしについてご紹介します。

 

■榎本秋へお問合せいただいた相談


E県F市の自治体・観光部署の担当者様から、
お城の築城周年を記念した取り組みとして、漫画を作りたいというご相談をいただきました。

 

●E県F市とは?

・江戸時代以前は主要な都市であり城跡や歴史的な史跡が多い。
・ベッドタウンで学区数が多い

 

●ご相談時のミッション

周年記念の取り組みとして漫画を作りたいが、内容や絵のイメージなどどうしたら良いのか悩んでいる。また、社会科見学など市民やこどもたちに積極的に当該城に来て地域の歴史学習を深めてもらいたいが、城跡ということもあり見どころが上手く伝わらない。

 

 

●榎本秋の提案

当該城は、いわゆる山城であり、現代では遺跡として城跡が残っているお城でした。

 

 

私をはじめ無類の城好きであれば、城跡を見て当時の時代や城の様子を想像することも容易なのですが、たしかに一般の市民や子どもにとっては「ここが歴史ある山城の城跡です」と言われてもただ野山がひろがっている場所としかなりません。

周年事業として、記念に歴史を漫画で紹介する。という取り組みは多くの自治体が持つアイディアですが、こういった「史跡の歴史」を紹介する漫画こそ、しっかりと【教材】として学習まんがを意識することをオススメします。

 

 

■今は無い「城跡」も、漫画でなら体験が可能

 

歴史を紹介する手段はいろいろありますが、漫画をつかうメリットの一つとして

現代にはない歴史的遺産も漫画の中で追体験ができるという点です。

今の日本の子どもたちは、幼少期から良質なエンタメ作品に触れて育ってきています。
ただ史実をキャラクターにして漫画化しても、内容が面白くなければ魅力が半減してしまいます。

かといって、エンタメ色の濃い架空のキャラクターやストーリー性が強すぎると、現実の歴史からかけ離れていってしまいがちです。

 

■学習まんがとして歴史を伝える漫画を作る

大人のみなさんも、子どもの頃に本屋さんの児童書コーナーに並ぶ「学習まんが」を手に取ったり、親御さんから買い与えられた記憶はないでしょうか? 学習まんがは歴史に限らず様々な教科・科目をまんがで解説するものを指しますが、歴史に関する学習まんがは数多くあります。

今はもう見れない景色や、歴史の流れ・人物を漫画という媒体であればビジュアル化することができるからです。


しかし、わかりやすく伝えるためには読み手の子どもたちを意識して押さえるべきポイントがあります。


・読み手(ターゲット)が最後まで読めるクオリティ(ストーリー・漫画や絵のクオリティ)
・ページ数とページ割
・史実とフィクションのバランス

これらが必要です。

 

 

特に今回の漫画では読む対象となる子どもたちが没入できるような現代の子どもキャラクターを主人公として配置し、タイムスリップをして当時の歴史や歴史上の偉人たちと交流していくという「タイムスリップもの」を制作しました。

城跡のような遺跡の場合、実際にお城の中を現代で見学することはできません。
読み手の子どもたちが当時の様子を体験するようなストーリーを意識しました。


●結果
市内学校以外にも多くの市の施設で配布いただき、ウェブ上でも展開していただきました。

さらに、歴史や旅行・城ファンが集まるようなイベントでも、F市のマンガを見ましたと言われることが多くありました。

読んだ人の声

・読みやすかった
・城好きの中でも話題になっていてウェブで読んだ。クオリティが高くおもしろかった
・展示史料とあわせて読むことで、よりわかりやすく楽しめた。

 

社会科見学や修学旅行の誘致材料としても学習まんがの制作は有効です

学校側が社会科見学や修学旅行などを設定する際に、事前学習や現場学習で何をするかという点は教材選びもあわせて重視する点です。

ひとつの要素として、「事前学習や現場学習に役立つ教材がある」ということも、人を誘致する一因にはなるのではないでしょうか。

全国の歴史的な施設や史跡のご担当者の方とお話すると、「現代に続くこれまでの地域の歴史を子どもたちにも知って欲しい」「歴史的な遺産から色々なことを感じて欲しい」と熱い思いを持たれている方が多いです。

しかし、歴史的に重要な「城跡」や「遺跡跡」はあるが、子どもたちを見学・学習させるには解説だけでは興味を持たせることに手ごたえをあまり感じない…
そういった場合にも、漫画は有効です。

漫画を制作すると、その後それを活用する手段にも広がりが出てきます。

例えば、動きをつけた動画にしてyoutubeで音も一緒に見せることで、小中学生・ファミリー層への訴求が一気に広がります。

外国語の翻訳作業を行えば、インバウンド観光向けのコンテンツにもなるのです。

 

榎本事務所が関連する学習まんが

学研まんがnew日本の歴史シリーズ

マンガでわかる滝山城

学習まんが 国分寺・府中の歴史

しかけ絵本 ブラックライトでさがせ! 妖怪探偵歴史旅行

 

 

自治体や企業のみなさま、気になっている歴史にまつわる地域の歴史・地域活性化につながりそうな歴地があるものが周囲にありましたら

榎本秋へご相談ください!

 

 

 

 

榎本秋と、榎本事務所は豊富な経験をもとに入念な事前調査をもとにヒアリングを行い
当該観光地の魅力の再発見や再提案を行うことが可能です。

 

 

いきなり「地域・たからもの発見NEO」を依頼するのは、
・予算的に難しい
・どんな魅力がこの地域にあるかわからないという場合は

■事前コンサル(税込み11万円~)
ズームにてヒアリングさせていただいたあとに当社で文献をもとに簡易調査
再度のズームで調査結果をもとにディスカッション。
その後、ご希望によりコンテンツ制作なども引き続きお受けできます。

が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

もしくは予算をご相談いただければその中でできることをご提案させていただきます

この実績に関連するサービス

歴史コンテンツ制作・監修

  • 歴史を解説するマンガや読み物・キャラクター制作
  • 既存のコンテンツ(ゲーム・マンガ・読み物・ドラマ・アニメなど)の歴史に関する監修

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